美しき朋輩たち

1928年 映画脚本・原作

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原作:璧静
脚本:水島あやめ
監督:清水宏
撮影:越智健次
製作:松竹蒲田撮影所

【配役】
三吉 小藤田正一
英一 久良形真
稔 半田日出丸
友成の小父さん(巡査) 石山龍嗣
祐輔上島忠雄
ゆりえ 藤田陽子
若き教師 日守新一
星の使い 高尾光子
美しい国の少女 小桜葉子
夢の門の踊子 藤田房子

ジャンル:児童もの、サイレント、6巻
封切日:昭和3年12月20日
封切館:浅草電気館

【あらすじ】
日曜日の事、三吉は父の煙突掃除を手伝いに行く途中で、いじめっ子たちに囲まれ困っているところを、親友の祐輔に助けられる。三吉は、仕事先の家で友達が投げたボールが原因で足にけがをしてしまう。顔見知りの交通巡査も人形をもって見舞いに来てくれ、やがて三吉は全快する。けがで学校を休んでいた三吉は、算数の試験にむけて稔と一緒に勉強する。しかし、問題が難しく解答できずにいると、英一が紙片に答えを書いて渡そうとするが、先生に見つかってしまう。コスモスがたくさん咲いている花壇の近くに呼び出され注意を受けた英一は、心から反省して謝る。先生は、「一生、この花畑をわすれないように」と許してくれる。それを見て、心配していた三吉たちは心から喜ぶ。その夜、英一は夢を見る。
数日後、学校で展覧会が開かれたとき、事件が起きる…。

【解説】
大坂毎日新聞社の懸賞に当選した脚本で、「蒲田週報」は、「涙あり笑いあり、少年少女の純情なる心境を描きたる児童映画の好範とも云われるべき作品」であり、「清水監督は上品なる一篇の児童映画詩として作成した」を評する。玉川方面でロケを行う。
(20201004)

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