輝け少年日本

1935年 映画脚本・原作

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原作:櫛田直人
脚本:水島あやめ
監督:佐々木恒次郎
同 :佐々木康
撮影:青木勇
製作:松竹蒲田撮影所

【配役】
昭ちゃん 加藤清一
三ちゃん 藤松正太郎
義ちゃん 野村秋生
松本村長 藤野秀夫
娘糸子 水島光代
校長先生 岩田祐吉
米作爺さん 水島亮太郎
大工の善さん 大山健二
青年団長 山内光
義ちゃんの母 葛城文子
村の少年 突貫小僧

ジャンル:奉祝記念映画、オール・トーキー、7巻
封切日:昭和10年5月24日
封切館:浅草帝国館

【あらすじ】
やまと村で、高齢のわらじ祭が始まり、松本村長から、村が模範村に表彰されるまでの経緯について詳しく報告された。そして、お祝いの菓子が子供たちに配られ、昭ちゃんは病気の母を看病している義ちゃんの家に持っていく。そこへ突然校長先生がやってきて、昭ちゃんが綴り方募集に一等当選し懸賞金百円が貰えると伝える。そして賞金の使い道をみんなで相談し、義ちゃんの家の水車の修繕を大工の善さんに頼むことにする。
そのころ、青年団の間では、明神ケ原の開墾の話が持ち上がっていたが、はかばかしくなかった。それを知った子供たちは、大人に先んじて開墾を始める。そして、刺激された村長や校長をはじめ大人たちが村のために奉公することになる。開墾が成功した時、皇太子殿下降誕の知らせが届き、村民は大いに喜ぶとともに、開墾を奉祝記念事業として永久に残すことにするのであった。

【解説】
皇太子殿下(現上皇陛下)降誕の奉祝記念として製作された映画。水島作品で唯一のオールトーキーで、松竹蒲田での最後の作品。ガリ版刷りの製作台本が現存している。
(20021008)

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